庭園 2020.05.26
今年のツツジ・シャクナゲの様子「ご自宅で楽しむ庭園散策」&庭園ミニストーリー【15】大西洋航路と北米横断鉄道でたどり着いた西洋シャクナゲ
外出を自粛しご自宅で過ごしておられる皆さまも、大きな不安やストレスを抱えていらっしゃるものと思います。美しいツツジ・シャクナゲの様子をご覧いただくことで、皆さまの気持ちを少しでも和らげることができればと考え、閉園中の庭園の様子を配信させていただくことといたしました。ぜひ、ご自宅で映像を介した庭園散策をお楽しみください。
新型コロナウィルスが終息し、また皆様とお会いできる日を心待ちにいたしております。
5/13(水)の、閉園中の庭園の様子を動画でご覧いただけます。
大西洋航路と北米横断鉄道でたどり着いた西洋シャクナゲ
男爵はイギリスから船でシャクナゲを輸入しましたが、最初は赤道近くでほとんど枯れてしまいました。結局、イギリスから、大西洋を通り、北米の横断鉄道で西海岸へ運び、再び船で太平洋を渡り、北海道に着き、そこで、数年育てたのち、箱根に持ってきたようです。
「これからが見頃の花の紹介」
今日は、これから見頃を迎える花たちの紹介です。まず初めに「ゴーマ・ウォータラー」という男爵が初めに日本に輸入したとされるしゃくなげがもう少しで開花しそうです。今月末か6月初旬に見頃となりそうです。次は、同じしゃくなげ園に咲く「カルミア」がところどころで咲き始めています。そして、チャペル横では「サンショウバラ」が咲き始めました。こちらのエキスを利用したフェイスマスクも販売されています。バラ園と下庭も次々開花を始めています。皆様にご覧いただける事を願っております。