庭園 2020.05.20
今年のツツジ・シャクナゲの様子「ご自宅で楽しむ庭園散策」&庭園ミニストーリー【11】新潟で増やした男爵のツツジ【12】希少品種のシャクナゲも接木で次世代に残して
外出を自粛しご自宅で過ごしておられる皆さまも、大きな不安やストレスを抱えていらっしゃるものと思います。美しいツツジ・シャクナゲの様子をご覧いただくことで、皆さまの気持ちを少しでも和らげることができればと考え、閉園中の庭園の様子を配信させていただくことといたしました。ぜひ、ご自宅で映像を介した庭園散策をお楽しみください。
新型コロナウィルスが終息し、また皆様とお会いできる日を心待ちにいたしております。
5/12(火)の、閉園中の庭園の様子を動画でご覧いただけます。
新潟で増やした男爵のツツジ
岩﨑小彌太男爵が植えた貴重なツツジやシャクナゲのDNAを残そうと、ツツジを挿し木で増やすことをまず試みました。新潟県は、日本の中で一番ツツジやシャクナゲの栽培の歴史があり、それらの花卉農園が多いのです。
2015年、初めて6品種1,200本ものツツジの穂木が新潟の協力花卉農園に送られました。
希少品種のシャクナゲも接木で次世代に残して
これらの古い品種のシャクナゲも次世代に残そうと、接木で増やしています。シャクナゲも新潟の花卉農園で育てて、すでに50センチほどに育った苗木がホテルに戻ってきて、圃場に植えられています。
チャペル前のバラ園
つつじもしゃくなげも見頃を過ぎてしまいましたが、いよいよチャペル前のバラ園ではバラがたくさんの蕾を付けています。中には気の早いバラは咲いてしまっている株もあります。今年は初めて株元に霜よけと雑草除けのシートを張ったのですがこれが良かったのでしょうか?いつになくたくさんの蕾があるように感じます。ただこれから本格的に暑くなると根元が蒸されたり台風なのど風対策の支柱が立てられないのでシートは剥がそうと思っています。6月中旬頃~綺麗に咲いたバラをご覧いただける事を祈っております。