レストラン 2018.04.20
“シャトーラグランジュ”の魅力に迫る
毎月書かせていただきますと、一ヶ月があっという間に感じます。
今年は桜の開花もとても早く、あっという間に葉桜になってしまいました。山のホテルのつつじも暖かい影響で開花が早くなりそうです。
今回のワインブログは先月、グループホテルのセンチュリー相模大野で行なわれたワインセミナーの様子をお届けしたいと思います。
こちらのワインセミナー、定期的にセンチュリー相模大野副支配人の小牧ソムリエ監修の下、毎回テーマの異なるワインと料理のマリアージュをお客様に楽しんでいただくために開催されています。今回は山のホテルからお手伝いと勉強をかねて古谷が参加してまいりました。
Les Arums de Lagrange
レ ザルム ド ラグランジュ 2015
左の写真 右のボトル
Les Fief de Lagrange
レ フィエフ ド ラグランジュ 2013
Chateau Lagrange
シャトー ラグランジュ 2013
シャトーラグランジュはフランスボルドー地方メドック地区のサンジュリアン村にあり、メドック地区の3級に格付けされています。(ちなみに1級にはシャトーマルゴーやシャトーラトゥールがあります)
20世紀初頭にオーナーが代わり一時期、質・評価ともに衰退していた時期もありましたが、1983年に日本のサントリーが取得し畑から醸造所全てにおいて徹底的な改革を行い再び高い評価を受けるようになりました。(ワイナリーを取得・運営するには莫大な資金力が必要です)
栽培・醸造の特徴はできるだけ農薬や化学肥料を使わない自然に配慮した方法で、収量を制限し収穫をぎりぎりまで待つことでより凝縮感のあるぶどうを育てています。
畑を細かい区画に分けて管理し、醸造も区画ごとに行うことによりぶどうやテロワールの個性を忠実に表現したワインになっています。
まずセミナーで使用するワイン約25本をひたすら抜栓し、コルクなどに異常がないか確認していきます。
その後シャトーラグランジュ 2013はデキャンタージュ(瓶に移し空気と触れ合わせ、香りを引き立たせる作業)を行いました。
普段レストランで働いていてもなかなか経験することのない量、高級なワインだったのでとてもドキドキしましたが、やりがいのある仕事でした。
中には食事よりも小牧ソムリエのお話に夢中になり、メモをとっている方もいたりとワインスクールを思い出す場面もありました。
サービスしているこちら側も、お客様からいろいろと声をかけていただいたり難しい質問受けることもありました。
普段レストランでサービスしている緊張感とはまた違った環境の中でお客様と触れ合う機会だったので、自分自身とてもいい勉強・経験になりました。
今回のようなワインセミナーは不定期にセンチュリー相模大野で開催されていますのでぜひお問い合わせの上ご参加してみてはいかがでしょうか?
また"山のホテルでもいつかワインセミナーを開催できたらいいな”というのが山のホテルソムリエ達の夢でもあります。
ぜひおいしいワインと料理を愉しみに山のホテルにお越しください。
スタッフ一同心よりお待ちしております。 古谷